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さくらんぼ「佐藤錦」の初せりが行われました!

山形県天童市で超促成栽培されたサクランボ「佐藤錦」の初せりが1月5日、東京・大田市場で行われました。

 

きり箱入り500㌘(2Lサイズ・特秀)が、過去最高額を上回る150万円でせり落とされました。

大田区の青果卸売業者(株)船昌がせり落とし、会場ではどよめきの後、大きな拍手と歓声が沸き起こりました。

この他、「佐藤錦」のきり箱入り300㌘やパック入り100㌘、「やまがた紅王」の宝石箱入り(6粒)などがせりにかけられました。

せり落とされたサクランボは、関東圏の大手百貨店や果物専門店などで販売される予定です。

 

超促成栽培のサクランボは、初夏の味覚を新春にも楽しめるようにと、山形県天童市の花輪和雄さん(75)が加温ハウスで栽培し、「日本一早いサクランボ」として毎年この時期に出荷しています。

 

JA全農山形園芸部の鈴木雅昭部長は「花輪さんによると、今年は気温が高く、初市に合わせた生育のコントロールに大変苦労したとのこと。唯一無二の商品であることに加え、苦労や高い技術も評価いただいたのではないか」と評しました。

 

山形県では、2025年に県内でサクランボや西洋梨などの栽培開始150周年となるのを記念した「やまがたフルーツ150周年」としており、その幕開けに花を添える活気ある初せりとなりました。