JA全農山形と山形県JA園芸振興協議会は11月17日、山形市のやまぎん県民ホールで、県産リンゴ「ふじ」の品評会を開催しました。

 

県内主要産地の６JAから１箱５㎏詰め18玉入りで、昨年より11点多い計57点が出品されました。

審査の結果、最優秀賞第一席・農林水産大臣賞は、JAさくらんぼひがしねの渋谷洋さん、同第二席・東北農政局長賞は同JAの早坂正道さん、同第三席・山形県知事賞は同JAの矢萩光春さんが受賞しました。

 

審査員は、玉揃いや外観、詰め方などの７項目を丁寧に審査。

審査委員長を務めた県農業総合研究センター園芸農業研究所の石黒亮所長は「生産現場は今、収穫・出荷のピークを迎えて活気づいている。厳しい栽培環境下でありながら、どれも非常に良い品質で難しい審査になった。生産者の努力と卓越した技術に心から敬意を表したい」と講評しました。

 

「ふじ」は12月中旬まで出荷が続く予定です。

JA全農山形は今年、リンゴ全体では約8200トン、その内「ふじ」では約4600トンの出荷を計画しています。

いずれも凍霜害により大きな被害があった2021年比約３割増となり、平年並みの出荷量となる見込みです。

 

受賞者は次のとおりです。（かっこ内はＪＡ名）

▽最優秀賞第一席・農林水産大臣賞

渋谷洋さん（JAさくらんぼひがしね）

 

▽最優秀賞第二席・東北農政局長賞

早坂正道さん（JAさくらんぼひがしね）

 

▽最優秀賞第三席・山形県知事賞

矢萩光春さん（JAさくらんぼひがしね）

 

▽優秀賞・山形県園芸研究会全国協議会長賞

多田正喜さん（JAやまがた）

高橋和貴さん（JAさくらんぼひがしね）

横尾慎治さん（JAさくらんぼひがしね）

 

▽優賞

青柳篤さん（JAみちのく村山）

横沢賢一郎さん（JA山形おきたま）

佐藤眞一さん（JAてんどう）

原田明さん（JAさくらんぼひがしね）

海野久治郎さん（JAさがえ西村山）

海野師輝さん（JAさがえ西村山）

 

▽最高糖度賞

武田友彰さん（JAてんどう）　糖度17.7度