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園芸

「やまがた雪やさい」の目ぞろえ会を実施!新名称で認知度向上を目指す。

JA全農山形とJAおいしいもがみは1月7日、山形県真室川町で「やまがた雪やさい」の目ぞろえ会を開催しました。

1月16日の初出荷を前に、雪室・雪下で貯蔵したにんじん、キャベツ、大根、白菜の4品目を並べ、生産者が箱詰めの方法や出荷規格を確認しました。

 

真室川町野菜生産組合雪室野菜部会の佐藤久和部会長は「今年は雪不足で貯蔵に厳しい条件のなか、雪をかき集めてなんとか対応している。普段は邪魔者扱いの雪も、私たちにとっては重要な資源」と話しました。

 

雪を有効活用した新たな特産品「やまがた雪やさい」への取り組みは平成30年にスタート。

これまで、県とJA全農山形、JAおいしいもがみが、栽培や貯蔵方法などの指導を行い、徹底した品質管理のもと試験販売を実施してきました。

 

今年は、さらなる認知度向上とブランド化を目指し、貯蔵・品質条件をクリアした県産の雪室・雪下野菜を「やまがた雪やさい」と名付け、段ボールのデザインや販促資材を新たに製作。

産地を前面に出してアピールしていきます!

 

園芸部によると「やまがた雪やさい」に取り組む生産者は昨年から7人増え、22人になりました。

今年は昨年を大きく上回る約40tの出荷量とおよそ510万円の売り上げを目標としています。

出荷は2月末まで行われ、県内や首都圏のスーパーで販売される予定です。

 

野菜を雪室・雪下の温度0度、湿度90~100%という冬野菜に適した環境で保存することにより、雑味や青臭さが抜け、甘みが強く感じられるようになるといわれています。

佐藤部会長は「雪やさいは野菜のおいしさがぐっと引き出されている。生産者一丸となって、ブランド化を盛り上げていきたい」と意気込みを語りました。