山形肉牛協会（事務局＝ＪＡ全農山形）は14日、山形市の（株）山形県食肉公社で、第28回山形県内産山形牛枝肉共進会を開催しました。

 

県内で産まれ、県内で肥育された黒毛和種84頭が出品され、審査員が牛枝肉審査基準に基づきサシの入り具合などを確認。

審査の結果、ＪＡおいしいもがみの（有）ワーコム農業研究所が出品した枝肉が、最高位のチャンピオン賞に輝きました。

 

共進会に出品された枝肉は、同日の競りにかけられました。

チャンピオン賞を受賞した枝肉は、平均単価2232円を大きく上回る、１㎏あたり5007円の高値で競り落とされました。

 

（有）ワーコム農業研究所の栗田幸太郎会長は「チャンピオン牛にふさわしい価格がついて、とても嬉しく励みになった。新型コロナウイルスや豪雨災害で大変な状況の中、生産者の希望になれたのでは」と話しました。

 

ＪＡ全農山形畜産部によると、山形県内産枝肉の平均単価は、新型コロナウイルスによる需要低迷が最も大きかった４月に前年比７割程度にまで落ち込みましたが、６月以降は徐々に回復している状況です。

 

受賞者は以下の通りです。かっこ内は所属名。

 

▽チャンピオン賞

（有）ワーコム農業研究所（ＪＡおいしいもがみ）

 

▽優秀賞１席

阿部修二さん（ＪＡ山形おきたま）

 

▽優秀賞２席

（有）山口畜産（全区）

 

▽優秀賞３席

（有）スカイファームおざき（ＪＡみちのく村山）

 

▽優秀賞４席

（有）山口畜産（全区）

 

▽優良賞

山口登さん（ＪＡおいしいもがみ）

加藤直一さん（全区）

（有）スカイファームおざき（ＪＡみちのく村山）

片倉雄一さん（ＪＡみちのく村山）

海藤義則さん（ＪＡみちのく村山）