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最新のロボットコンバイン実演会を実施!農業高校の生徒が「スマート農業」を体験

JA全農山形は10月6日、山形県川西町の圃場で、農業機械メーカー(株)クボタのコンバイン「DR6130A」の実演会を実施しました。

 

JA全農山形やJA山形おきたま、(株)クボタの担当者、生産者ら約100人が参加。

また、山形県立置賜農業高校の教員と生徒も見学に訪れ、代表生徒3人が自動運転アシスト機能による刈り取り作業を体験しました。

 

2020年1月に発売された「DR6130A」は、初めて自動運転アシスト機能を搭載したコンバイン。

衛星利用測位システム(GPS)によって圃場範囲を把握し、操縦者はハンドルを握らずとも刈取り作業を行うことができます。

また、籾タンクが満杯になると、事前に登録しておいた運搬用トラックなどの排出予定場所付近まで自動で移動する機能も搭載。

収穫しながら籾の水分量とたんぱく値も計測できます。

 

(株)クボタの担当者は「自動運転アシスト機能による作業効率の向上と省力化は、生産者の作業負担を軽減し、経験の少ない新規就農者をサポートすることもできる。生産者の高齢化が問題になっている今、需要が高まっている」と話しました。

 

JA全農山形生産資材部によると、「スマート農業」への注目は高まっているものの、自動運転アシスト機能付きのトラクターとコンバインは大規模農業向けのため、全国的にも導入はまだ進んでいないといいます。

しかし、JA全農山形による県内向けのドローン(小型無人飛行機)販売台数は、2020年9月30日の時点で15台と昨年の6台を上回っており、直進アシスト機能付きの田植え機も、2016年9月の発売から2020年9月30日までに県内で80台以上導入されています。

 

JA全農山形では、引き続き「スマート農業」の推進と定期的な実演会を行う予定です。