2022.12.02
営農
山形調理師専門学校作品コンクールに協賛!テーマは山形県産「シャインマスカット」と「秘伝ハッピー豆」
山形調理師専門学校で11月10日、同校の生徒が県産食材を使って料理の腕を競う「作品コンクール」が開催されました。
JA全農山形は未来の料理人に県産食材の利用をアピールするため、同コンクールに2012年から協賛しており、テーマ食材の提案・提供を行っています。
今年は、大粒種の高級ブドウ「シャインマスカット」と青大豆を乾燥させた「秘伝ハッピー豆」をテーマ食材に選びました。
1年課程と2年課程の全校生75人が20班に分かれて調理に取り組み、「シャインマスカット」を使った酢豚や「秘伝ハッピー豆」のポトフなど、オリジナリティ溢れる料理が並びました。
受賞作品のレシピは、当ホームページ「山形食材 おすすめレシピ」に掲載中!
ぜひご家庭で、「シャインマスカット」と「秘伝ハッピー豆」を使ったユニークでおいしいレシピに挑戦してみてください♪
特別審査員として、ホテルキャッスルの関口光夫総料理長と同校同窓会長の池野厚さんを招き、JA全農山形営農企画部の黒坂東太部長や同校の孫田淳校長、そのほか学校関係者ら計14人の審査員が、手際の良さや味付け、盛り付け方などを審査。
もっともテーマ食材の工夫度が高かった班に贈られる「JA全農山形賞」は、調理高度技術科2年の班が選ばれました。
「シャインマスカット」をソースに使ったパングラタンや「秘伝ハッピー豆」のポタージュなど、斬新なアイデアと華やかな盛り付け、高い技術力が評価されました。
班代表の生徒は「県産食材はそのままで十分おいしいからこそシンプルな調理方法が定番化している。今回は、アッと驚く料理で食材の魅力をさらに引き出せるよう、今までにないレシピを考えた」と話してくれました。
【山形調理師専門学校「作品コンクール」入賞作品】
<JA全農山形賞>
調理高度技術科2年7班
・前菜3種盛り合わせ(スパニッシュオムレツ、シャインマスカットのマリネ、秘伝豆のアランチーニ)
・秘伝豆のポタージュ
・パングラタン~シャインマスカットのソース仕立て~
・カッサータ・シチリアーナ
デザートになりがちなシャインマスカットをメイン料理に落とし込み、秘伝豆を掛け合わせ、まとまりのある一品に仕上げました。2つのソースを掛け合わせ、飽きの来ない味わいに。
デザートのカッサータは見た目、食感にこだわり、冷凍はアイスケーキ、半冷凍はレアチーズケーキ、全解凍でムース、温度で食感が変化し、3通りのおいしさを楽しめるようになっています。
<優秀賞>
調理高度技術科2年1班
・鯵の豆衣の南蛮漬け
・秘伝豆とじゃこのおにぎり
・鳥団子たまごやき
・里芋とナスの大蒜味噌のっけ焼き
・毬栗、清涼、ずんだあんの白玉カップ
日本の食文化の一つ「お弁当」をテーマに、五感を通じて秋を感じてもらえるメニューを考えました。
調理高度技術科1年2班
・番茶と食べる牛まぶし
・趣感じる彩り真薯のお吸いもの
・あんかけ秘伝豆腐
・陸の真珠箱~時空を超越せし~
「秘伝豆」を使って郷土料理の良さを少しでも感じられるよう日本料理でメニューを考えました。
調理師科4班
・かぼちゃとシャインマスカットのサラダきんとん
・真鯛の昆布締と手毬寿司
・秘伝豆の巾着煮
・鯛の潮汁、秘伝豆ごはん
・シャインマスカットプリン
秋の食材を生かし、「ちょっとリッチな和定食」というイメージで献立を考えました。
<技能賞>
調理高度技術科1年3班
・シャインロールビーンズ
・秘伝黄金ワンタンスープ
・シャインアゲ↑団子
シャインマスカットのパリッとした食感と酸味を生かし、秘伝豆の色味と食感が目立つ料理にしました。
<敢闘賞>
調理高度技術科2年8班
・鮭のクリスタード
・秘伝豆の冷製ポタージュ
・オードブル
・シャインマスカットゼリー
「秘伝豆の冷製ポタージュ」は、無駄な材料を一切入れずに秘伝豆の旨みを極限まで引き出した一品。冷製にすることで、香りや旨味を一層感じていただけます。
<努力賞>
調理師科2班
・秘伝豆のミートローフ
・蒸し魚のバターソース掛け
・秘伝豆のテリーヌ
・シャインマスカットのタルト
秘伝豆とシャインマスカットの旨みや良さが引き立つよう、何度も試作しました。
「ミートローフ」はふわっと仕上げたお肉とゴロっとした豆の食感が楽しめます。